はじめに

 

どうもこんにちは。

 

暑さのせいか、何のせいか、どういう気の迷いか、25歳にもなって、今更になって太宰治を全集で読み通してみようと思い立ちました。

高校の頃から太宰さんが好きで、大学生になると、桜桃忌に墓参りに行くほどには好きです。

ずっとパラパラと読んでいたので、おそらく全作品を読んでいるのですが、改めていちから読み通してみよう。そして、それを全作品分レビューを書き残そうとなんて、太宰さんに不躾ですが、思い立ちました。

本だけ読んで、生きていけるわけもなく、仕事もあるので、ゆっくりと1~2週間に一作ペースくらいで読もうと。更新の基本は月曜日に。調子がいいと月に4作。悪くても2作は読む。幸いにも総数は273作品もある太宰さんだけど、その多くは短編だったりもするので、ありがたい。長編は章を分けたり、時間をかけたりします。4,5年で終わるかしら。

 

何もよりも、太宰さんの文章を丁寧に享受したいので、無理に速読する必要があるくらいなら、更新を遅らせますので、あらかじめご了承を。

乱暴な速読で消費してしまうなんてのは、偉大な文筆家に対する冒涜以外のなにものでもありませんから。

 

ちなみに今回の通読はちくま文庫さんの全集を使用することにします。

太宰治全集 全10巻セット (ちくま文庫)

太宰治全集 全10巻セット (ちくま文庫)

 

 

では、月曜日、処女短編集「晩年」より「葉」から読みはじめたいと思います。